僕たちは「団塊の世代」なんかじゃない!
「団塊の世代」というネーミングは好きじゃない。
僕たちは「かたまり」なんかではなく、
それぞれ、ひとりひとりだ。
やはり、第一次ベビーブーム世代と呼ぶのが正解じゃないか。
「団塊の世代」という言葉が一人歩きしたおかげで、
多くの誤解が生じている。
その最たるものは「団塊の世代=全共闘世代」というくくりだろう。
ご承知のように(ご承知じゃないかもしれないが)、
第一次ベビーブーム世代の大学進学率は20%前後だ。
このうち全共闘運動にかかわったものは3割にも満たないだろう。
つまり、全共闘運動を担ったのは、
ベビーブーム世代全体の5、6%に過ぎないということになる。
それを「団塊の世代=全共闘世代」とくくるのは無理があるのではないか。
たしかに直前の世代に比べれば、
大学に進学した〝人数〟は確実に多かったかもしれないが、
それよりもはるかに多くの人たちが、
中卒や、高卒で、自営業を継いだり、就職していったことを忘れてはならない。
| 固定リンク
コメント