たまには新刊を!
いつもいつも図書館やブックオフというのも貧乏くさい。
久しぶりに近所の書店をのぞいた。
ふっと吸い寄せられたのが、
佐野眞一「甘粕正彦 乱心の廣野」(新潮社)。
書評「ブック・ナビ」で(雄)氏が書評している本だ。
甘粕の生涯って興味あるよね。
だけど分厚い!また不眠症になりそう・・・
※廣野の「廣」は実際には日へんに廣。
いつもいつも図書館やブックオフというのも貧乏くさい。
久しぶりに近所の書店をのぞいた。
ふっと吸い寄せられたのが、
佐野眞一「甘粕正彦 乱心の廣野」(新潮社)。
書評「ブック・ナビ」で(雄)氏が書評している本だ。
甘粕の生涯って興味あるよね。
だけど分厚い!また不眠症になりそう・・・
※廣野の「廣」は実際には日へんに廣。
「畠山の殿様は駄目だ。こんな難儀な、百年に一度の難しい課役をおめおめと引き受けて、上手にこなすこともできず、そのツケをわしらに押しつける。この際、別の領主に代わってもらった方がいい。改易されてしまえ」
これは、時代小説「孤宿の人」の一節。
「畠山」を「麻生」に置き換えると現代にも通用しそうだ・・・
このところ佐々木譲の本を5、6冊続けて読んだので、
気分転換に他の作家の本をブックオフで探した。
目に留まったのが、
宮部みゆきの「孤宿の人」上・下(新人物往来社)。
宮部みゆきの本は8割がた読んでいるつもりだが、
この本は読んでいない。一冊105円はお買い得だ。
私は時代小説は苦手なほうだけれど、
宮部みゆきの時代小説は相性がいい。
登場人物の描き方が、どれもうまい。
特に、この作品の二人のヒロインはいい。泣けます。
本日も二日酔いです。だけど本日も飲み会です。
食欲がないけれど、何か入れておかないと・・・
こんなときは汁物ですね。
というわけで好物のコンソメスープ作りました。
具は、ベーコンをこまかく切ったものをニンニク片と炒めたもの、
豆腐のさいの目に、ニラを散らして出来上がり。黒胡椒もね。
昨夜は、青山ブックセンターで長谷川櫂さんの
「国民的俳句百選」出版記念トークショー。
解説書というよりは名句を肴にしたエッセイ集です。
ご本人の自作朗読などもあって、なかなか楽しい会でした。
終わったあと、雑学倶楽部の先輩Mさん、Kさんと
近くの居酒屋で飲む。学生向けの安い店です。
ま、ここまではよかったんだけど、
帰り道、神保町で途中下車したのが効いたな・・・
このブログのリンク集に、木魂社というのがある。
神田神保町にあるユニークな出版社だ。
先日、初台のM君と話していたら、リンクをたどって
盛口 満「生き物屋図鑑」を地元の図書館に注文したという。
M君の自腹ではないが、
一冊お買い上げに変わりはない。
木魂社のスーさんとはしゃれこうべでたまに顔をあわせる。
今度あったら自慢してやろう・・・
なお、盛口 満については
「小さな骨の動物園」を書評「ブック・ナビ」で取り上げている。
土曜の夜から日曜の朝にかけて、
「雄」君おすすめの「夜にその名を呼べば」を読んだ。
第一部ベルリン、第二部東京、第三部小樽という構成で、
第三部の中ごろあたりでほぼ結末が分かってくる。
それでも、途中で本を置くことが出来ない。
ノンストップで読んだ。
解説には「やさしい感傷に濡れたサスペンス」とある。
たしかに、一連の警察小説よりウェットな感じはある。
「ハードボイルドタッチのサスペンス」とも。
そんなわけで、ハードボイルドタッチのせりふをご紹介。
「人はみんな、自分が売れるものを売って生きていかなくちゃならないのさ。彼女は体操選手だった。二年前、東ドイツを脱出してきたとき、彼女が持ち出すことができたのはあの肉体だけだったんだよ」
ちょっと印象に残った。
実を言うと、「笑う警官」の前に、
伊坂幸太郎「グラスホッパー」を読んでいる。
以前から、伊坂幸太郎の評価は聞いていたけれど、
恥ずかしながら、読むのは今回が初めて。
自殺屋・鯨、ナイフ使い・蝉、押し屋・槿、
3人の殺し屋と一般人「鈴木」の生き様が交錯する。
一見、荒唐無稽に見えるけれど、
実際にあっても不思議ではない光景が描かれている。
政治家がらみ、やくざがらみ、
現実にこういう殺し屋が実在してもおかしくはない。
作品の中で興味を覚えたのが「劇団」というグループ。
今回は主流ではないけれど、膨らませたら面白いと思った。
最近の日本ミステリー界の傾向は、
警察小説が主流だと言われている。
ひとくちに警察小説といっても、
ハードボイルドから警察組織を描くものまで幅広い。
私的には大沢在昌「新宿鮫」シリーズの印象が強いが、
他に逢坂剛「禿鷹」シリーズ、今野敏「安積班シリーズ」なども。
最近では、スーパーヒーローは登場しないが、
警察組織の闇をじっくり描く力作も少なくない。
佐々木譲、横山秀夫などは、その部類に入るのだろうか。
そんなわけで、佐々木譲「笑う警官」を読んだ。
日曜の夜から読み始めて、ノンストップで
読み終わったのは月曜の午前6時前後であった。
一冊の本を数日かけて読むタイプとしては、
珍しい読書体験であった。
現実にあった北海道警察本部の不祥事を下敷きに、
なかなか骨太の読ませる小説であった。
北海道警察本部長の要職にあった知人は、
この本を読んだだろうかと、ふと思った。
あまりに面白かったので、その日のうちに
ブックオフで続編にあたる「警察庁から来た男」を買った。
これも一日で読み終わった。いいなあ佐々木譲。
しばらくははまるかもしれない。
古本屋とか図書館とかいうのは、なんだか爺むさいよね。
たしかに、私のように同じ作家を読む人には便利なんだけれど。
いきつけの本屋に行った。宮部みゆきか恩田陸か迷った。
ふと、いつも同じやつばかり読むのはどうかという声が。
宮部みゆきに外れはない、恩田陸に外れはない。l
だけどそれでいいのかという声が聞こえてくる。
よし、いままであんまり読まなかった本を買おう。
井坂幸太郎、佐々木譲、井上夢人の3冊を買った。
井上夢人は岡島二人の時代に結構読んだ。
まあほとんど全作読んでいると思う。
ほかの二人はまだ読んでいないので・・・
旅行期間も含めて、ここ3週間ばかりの間に
遅読の私にしては、結構本を読んだ。
本は読んだけれど、他のことは何も出来ていない。
読書というのは、一種の現実逃避なのか?
読んだのは、恩田陸「ロメオとロメオは永遠に」、
宮部みゆき「ぼんくら」など。この2冊は長編だ。
ほかに、東野圭吾「容疑者Xの献身」、
同「浪速少年探偵団」「しのぶセンセにサヨナラ」の3冊。
3人の作品を読んで、やはり
宮部みゆきはうまいなということを再認識した。
恩田陸も嫌いじゃないんだけど、
この作品はちょっと(それなりに面白く読んだけど)。
東野圭吾は文体が私好みではない。
しのぶセンセものは結構面白かったけど・・・
インターネットは確かに便利だけど、しばらく離れていると、
それほどの必需品ではないことに気づいてしまう。
旅行から戻ってしばらくは、メールチェック以外に
ほとんどパソコンを開く気が起きなかった。
新聞は止めておいたけれど、郵便受けには
いくつかの郵便物がたまっていた。
その中に、友人のカメラマンから、写真集を出したので
ブログで紹介して欲しいというハガキがあった。
だから、そんなに影響力があるブログじゃないんだって!
それでも、頼まれた以上放っておくわけにも行かない。
写真集は「倉庫 横浜・横須賀」ワールドフォトプレス。
以前「安川千秋写真展」でも紹介している。
近々、役割を終えて取り壊されてしまう倉庫たちを、
本来の仕事の合間にコツコツと撮りためた作品だ。
テーマが地味なだけに、売るのは大変だろうが、
健闘を祈る。
もう雑誌の時代は終わったのか。
講談社の月刊「現代」が年内にも休刊する。
今年に入って、雑誌の休刊が目につく。
第一弾は5月の「主婦の友」(主婦の友社)。
9月の「論座」(朝日新聞社)、
11月の「PLAYBOY日本版」(集英社)が後を追う。
ネットの普及による紙媒体の読者離れ、とか
読者層の高齢化に伴う部数減など、いろいろ理由が挙げられる。
だけど、一番の理由は値段でしょ。
「現代」750円、「論座」「PLAYBOY日本版」780円。
定年延長のおじさんたちの昼食2日分です。活字離れというより、
それだけ生活に余裕が無くなってきているんじゃないか?
既存の古本屋とBOOK OFFの違いは、
希少価値に重きを置くか、本の状態に重きを置くかだ。
それは、BOOK OFFの「買い取り価格表」をみれば明らかだ。
本を 「特A、A、B、C、D」の5つのランクに分けて査定する。
特A---発行三ヶ月以内の新刊本
A---発行一年以内の本
B以下---発行一年以上の本
C---汚れ、紙焼け有り
D---売る価値の無い廃棄処分対象となる本
例えば、 Cは買い取り額が一律10円。文庫本特Aが50円、
新書特Aが70円、単行本特Aが150円、という具合だ。
希少価値に重きを置かないから、
相原コージの「コージ苑」 が100円で売っていたりする。
それでは掘り出し物の宝庫かというと
必ずしもそうはならない。
まず客層が書籍愛好家ではないし、たとえ希少本でも
古くて汚ければ廃棄処分になってしまうからだ。
私はBOOK OFFに入ると、まずは
漫画100円コーナーの「サ行」の棚に目を凝らす。
西原理恵子の本を探しているからだ。
先日、「ちくろ幼稚園」(正・続・サイゴ)3冊を計300円でゲットした。
こういうのは本当のファンとは言えなのかもしれないが、
今は、西原のマンガ本1冊に1000円を支払う元気がない。
谷中霊園でセミしぐれを聞いていたら、
ふと、昔読んだ八木重吉の「虫」という詩を思い出した。
虫が鳴いてる
いま ないておかなければ
もう駄目だというふうに鳴いてる
しぜんと
涙がさそわれる
この詩は秋の虫について書いたものだが、
今の季節、虫をセミに置き換えてもしっくりくる。
我が国では、セミしぐれは
夏の風物詩として映画などでも使われることが多い。
だけど、セミのいないヨーロッパでは
単なるノイズにしか聞こえないという。かわいそう・・・
梨木香歩の作品を3冊続けて読んだ。
西の魔女が死んだ、村田エフェンディ滞土録、からくりからくさ。
著者は「村田エフェンディ滞土録」で、西洋的な社会について、
シモーヌという女性に下記のように語らせている。
「分かるとこだけきちんとお片付けしましょう、
あとの厖大な闇はないことにしましょう」という世界、と。
著者は、「あとの厖大な闇」に迫ろうとしているように見える。
例えば、死、魂、信仰、民族、家系、等々。
どの作品も、外国人を含む
数人の擬似家族が舞台になっている。
本来なら非日常的な空間になるはずだが、
その設定を作り出す課程がスムーズで違和感がない。
ただし「厖大な闇」を扱うために、
非科学的なシーンも頻繁に登場する。
そうしたシーンを許容できるかどうかで、
彼女の評価は分かれてくるのだろう。
私はと言えば、
「からくりからくさ」に結構はまった。
ひところ一世を風靡した吉田戦車の漫画「伝染るんです。」。
私のお気に入りは「久しぶり」シリーズだった。
例えば「さて、久しぶりに弱音でも吐くかな」とか、
「そういえば、最近地団駄を踏んでいないな」みたいな。
久しぶりに小説を読んで泣いてみたいな、と思った。
選ばれたのは梨木香歩「西の魔女が死んだ」。
友人の映画評もあったけれど、なんといっても腰巻きの
「最後の3ページ、涙があふれて止まりません。」のキャッチだ。
「祖母と孫」という視点や「おばあちゃんは外国の人」とか、
いろいろな見方があるのかもしれない。
やっぱり最大のテーマは「魂は死なない」ということではないか。
そこに「魔女」を介在させる必要があった。
「魔女」ということになれば、
やっぱり祖母は外国人でないと様にならない。
それで、久しぶりに泣いたのかと問われれば、泣きました。
喫茶店の外が見えるカウンター席だったからよかったけれど・・・
YOUTubeは、藤圭子の後、とうとう
南沙織「17才」、天地真理「水色の恋」まで来てしまった。
病膏肓(やまいこうこう)に入るとはこのことか。
ま、こればかりではいかんと本郷図書館に。
本郷図書館は根津の図書室と違いさすがに充実している。
とくに岩波新書が充実しているのがいい。
今回は深川英雄「キャッチフレーズの戦後史」と、
鎌田慧「ドキュメント屠場」の2冊を借りた。
「キャッチフレーズの戦後史」は、
昭和という時代を振り返るには格好の書だ。
敗戦直後の角萬「結婚とは何んぞや」から、
平成元年の三共「24時間たたかえますか」まで。
テレビCMや新聞・雑誌の広告コピーは、
それぞれの時代の空気を鮮やかに映し出す。
このところ食品の偽装問題が騒がれているが、
中でも食肉の偽装は根が深い。
職業差別や身分差別の問題が絡んでいるからだ。
10年前に書かれた「ドキュメント屠場」は一読の価値がある。
部屋の模様替えも佳境にに入ってきたけれど、
本の収納が、そろそろ限界に来ていることを痛感した。
離婚して小さなマンションに越したとき、
蔵書の三分の二をやむなく捨てた(売るひまがなかった)。
それでも、この5,6年でそれなりに増えてしまった。
後は海外ミステリなどから処分していくほかはない。
そうだ図書館に行こう!
読みたい本を注文すれば、結構取り寄せてくれるらしい。
早速、以前利用した本郷図書館鴎外記念室に足を運んだ。
団子坂を登り切ったところにあり、自宅からは一番近い。
ところが鴎外記念室修復のため4月1日から休館とある。
仕方なくこちらもほど近い根津図書室に向かった。
「不忍通りふれあい館」の2階にあるのだが、
図書室というだけあって品揃えは今ひとつだ。
とりあえずP.コーンウェル未読の「黒蠅」上下を借りた。
しかし継続して活用できるという感じではない。
ネットで調べたら、鴎外記念室のすぐ近くに、
本郷図書館の本館があることが分かった。
文京区では小石川図書館と並ぶ伝統ある図書館であるらしい。
よしよし次回はここだな・・・
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
どうせ宣伝だとネタばれしているんだから、
もう一度宣伝してしまおう。
出版にともない、裏でメールが飛び交い、
仲間たちのブログが盛り上がっている。
周囲から、この著者が
いかに愛されているかがよく分かる。
本の内容もさることながら、
そういう著者の人柄って大事だよね。
ただ「開成番長の~」というネーミングってどうよ?
「開成落ちこぼれの勉強術」の方がよかったんじゃないか。
そのほうが売れるような気がする。
そんなわけないか・・・
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
初台倫理委員会というおバカな飲み会がある。
その会のマドンナY姐さんからメールが入った。
ある本を私が運営するHP「ブック・ナビ」で
宣伝して欲しいという依頼だ。
元来、この手の本は好きではないが、
Y姐さんの依頼とあれば仕方がない。
というか、この著者の父親というのが、
40年来の友人H君(当然、繁田君ですが)なんですね。
今でも毎月第二金曜日に飲み会をやっています。
今年3月の経堂での飲み会では、著者ご本人にも会っています。
最近は「しゃれこうべ」優先なので、
あんまり行ってないけど・・・
まあ、僕らが通っていたころの開成は、
たいした学校じゃなかったですね。
卒業してから、都立高の学校群制度などがあって、
たいした学校になってしまったらしい。
同期の卒業生は350人居たけれど、
自分の母校に息子を送り込めたのほんの数えるほどだ。
繁田君はその内の数少ない一人というわけです。
負け惜しみを言えば、私は一人娘だったからなあ。
というわけで、この本は、勉強が好きな人も、嫌いな人も、
そして将来息子を開成に入学させたい人も、
そうでない人も、ぜひ購入してあげてね。
| 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)
正直言って、充電する時間がない。
先々週の日曜日、近所の古本屋で数冊本を買った。
半村 良 晴れた空〈上〉 、晴れた空〈中〉
、晴れた空〈下〉 (集英社文庫)
全3巻
森 達也 悪役レスラーは笑う―「卑劣なジャップ」グレート東郷 (岩波新書 新赤版 (982))
岡崎京子 私は貴兄(あなた)のオモチャなの (フィールコミックスGOLD)
2週間たっても読む時間がない。
なんとか三分の一ほど読んだのが「悪役レスラー」。
僕らプロレス世代にとっては、
この本は面白いです。
当時、謎の多かったグレート東郷について鋭く迫るだけでなく、
懐かしいレスラーの名前もたくさん出てきます。
著者が一世代若いせいか、オルテガや、プリモ・カルネラや、
ユル・ブリンナーや、ボボ・ブラジルなんかは出てこない。
だけど、この本が岩波新書から出ているところが、
ちょっと不思議な感じがする。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
高3の受験時代、暗記物の勉強が苦手だった。
文科系のくせに、数学を解いている時だけ、心が和んだ。
当時、難問掲載で知られる受験雑誌
「大学への数学」を結構、購入した記憶がある。
同じ解き方でも、学校では教えないような、
ユニークな、あるいはスマートな解法が魅力だった。
先日、同誌の生みの親、黒木正憲氏が
5月4日に86歳で死去したというニュースを読んだ。
苦しかったけれど、ある意味楽しくもあった受験時代を、
浪人仲間の顔とともに、一瞬だけ思い浮かべた。
同誌は一昨年、50周年を迎えたというが、
原点は、机が2つしかない日本橋の貸しオフィスだったという。
合掌
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
この作家の本を読むのは初めてだ。
読み始めて、なんだこれというのが第一印象。
精神科病棟の日常が、淡々と描かれているのだが、
読み進めていくと、どんどん引き込まれていく。
確かに殺人事件も起こるけれど、
ミステリアスでもなんでもなく、起こるべくして起こる事件だ。
人に対する思いやり、人と人との濃密な繋がり、
現代社会に失われつつあるものが、そこにはある。
精神科病棟の人々の営みが、
外の世界よりまっとうであることに感動する。
最後のシーンは、お約束なのかもしれないけれど、
やっぱり泣いてしまった。
・帚木蓬生「閉鎖病棟」 (新潮文庫)
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
神保町を離れてから、
本屋に立ち寄る回数が減った。
購入する本も、ブックオフで買う
半身浴用の100円本「名探偵コナン」ばかりだ。
久しぶりに不忍通りの書店に立ち寄り、
目についた本を何冊か購入した。
桜庭一樹「赤朽葉家の伝説」、帚木蓬生「閉鎖病棟
」と
西原理恵子「ぼくんち 」の3冊だ。
「ぼくんち」は前から読みたかったのだが、
1冊1000円で全3巻は、「しゃれこうべ」のボトルに匹敵する。
今回購入したのは3巻分を一冊にまとめた普及版。
モノクロで判型も小さいけれど524円はお買い得だ。
読み始めたら止まらなくなって、
全114話を一気に読んだ。
泣いた。
不覚にも何度も泣いた。
そうして、普及版を購入したことを後悔した。
今度、必ずカラーの全3巻を買い直そう。
無人島に持って行く本は、この本に決めた。
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
精神科医・和田秀樹の著書に、
「人は『感情』から老化する―前頭葉の若さを保つ習慣術」(祥伝社新書)がある。
例えば、周囲から半分リタイアした人と見られながら、
4年間働き続けるのは結構きつい。
しかも年俸も大幅に下がる。
モチベーションは下がり、人は老化していくだろう。
そういう意味では、
継続雇用というのは残酷な制度だ。
転職して何が変わったか?
まず寝起きが良くなった(目覚まし要らず)。
10時出社なので余裕があり、
朝食を摂るようになった。
昼下がり、睡魔に襲われなくなり、
残業が苦にならなくなった。
もちろん、現実はいいことづくめではないけれど、
少なくとも、「感情」から老化することはないだろう。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
副題に「ピアニストが読む音楽マンガ」とあるように、
人気音楽マンガの主人公を引き合いにクラシックを解説。
引用されているマンガは、
「のだめカンタービレ」「ピアノの森」「神童」の3冊だ。
音楽に詳しい人には物足りないかもしれないが、
私のように素養のないものにとっては分かりやすい本だ。
「演奏は楽譜通りでなくてはいけない?」
「指揮者でオケの鳴り方が違うのはなぜ?」など、
素朴な疑問に、人気マンガを手がかりに明快に答えてくれる。
そんなわけで(ん?)、昨夜は小林五月さんのピアノリサイタルに。
終演後、友人の作曲家、声楽家夫妻らと飲む。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
後で気がついたんだけど、堤未果さんは
最近、川田龍平さんと結婚したんだよね。
ま、本の内容とは関係ないけど・・・
この本で気になったキーワードは、
「貧困ビジネス」と「経済的な徴兵制」。
サブプライムローンもそうだけれど、
企業や国が弱者を食い物にしている。
特に悪辣なのは、大学の授業料や医療保険や市民権を餌に、
軍隊への入隊を勧めるリクルートシステムだ。
学校から貧困層の個人情報を入手し、
リクルーターがピンポイントで入隊を勧め、イラクへ。
あるいは、国際的な派遣会社が、貧困層をだまして
トラックの運転手や技術者をイラクに送り込む。
彼らは民間人だから、たとえ
自爆テロで死んでも戦死者には数えられない。
アメリカは「戦争」までも民営化しようとしている。
日本は、こんな国に追随しているのだから情けない。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
これ必読書です。目からうろこです。
ここに書かれているアメリカは、すでに
僕たちが知っている(つもりの)アメリカではありません。
そして、「新自由主義」「小さな政府」「民営化」といった
一見、耳障りのよい言葉が、いかに悪辣かわかります。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
恥ずかしながら、これまで知らなかったが、前回紹介した
「漫棚通信」はマンガ界ではなかなかのブログらしい。
夏目房之介、すがやみつる、長谷邦夫などが、
ごく自然にコメントを書き込んでいる。
さかのぼって読み進んでいたら、「遠くまで」問題は
意外な形で決着していることがわかった。
影丸のセリフの原典はトリアッティではなく、
ゴーギャンであったというのである。
ゴーギャンには下記のタイトルの作品がある。
「我々はどこから来たのか?我々は何者なのか?我々はどこへ行くのか?」
これは、夏目房之介が人を介して、
白土本人に確認したというから事実なんだろう。
だとすれば「われらは遠くから来た そして遠くまで行くのだ・・・」は、
ゴーギャンのタイトルへの“返歌”ということになるのだろう。
白土の父親はプロレタリア画家の岡本唐貴だから、
ゴーギャンに親しんでいたとしても不思議ではない。
「漫棚通信」氏は、まとめとして、
「最初は誰が言ったにせよ、同時多発的にあちこちで使用され、
しかもその時代のひとの心に残っているわけです」
と述べているが、それなりに納得・・・
こういうやり取りを見ていると、
ブログの新しい可能性が見えてくるようで楽しい。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
気に入ると一人の作家を追い続ける癖がある。
一昨年、恩田陸ばかり読んでいたのは、そのためだ。
8割がた読んでいる作家と、
まったく読まない作家とのむらが大きい。
桜庭一樹がその一人になるかは不明だ。
2作目に「赤朽葉家の伝説」を読めば可能性はある。
昨日、近くの古本屋に走り、目に付いた
西原理恵子の本5冊すべてを購入してしまった。
「できるかな」シリーズ3冊、「サイバラ茸」
「はれた日は学校をやすんで」の5冊だ。
あの無茶無茶なスタイルは、彼女にとって
一種のコミニュケーショの手段なんだろう。クセになる。
「できるかな」シリーズでは本人の顔をさらしているけど、
先日の雑学まつりのときとはだいぶ印象が違う。
絶対、プチ整形ぐらいはしていると思う。
もちろん交流のある高須クリニックで・・・
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
半身浴に本は不可欠だ。
いっときブックオフで購入した「名探偵コナン」が定番だった。
最近さすがに飽きてきて、桜庭一樹「少女には向かない職業」、
「谷崎潤一郎犯罪小説集」など活字にシフト。
次の候補を、桜庭一樹「赤×ピンク」にするか、
西原理恵子「まあじゃんほうろうき」にするか大いに悩んだ。
結局「まあじゃんほうろうき」が勝利したのは、
やはり雑学まつりでご本人とツーショットしたご縁が・・・
タイトルが途中から仮名に変わったのは、
さすがに気が引けたからか・・・
西原さんのマンガは本人を知らなくても面白いのだが、
本人にお会いしてしまうとまた別の面白さを楽しめる。
いわゆるギャップってやつですか・・・
上・下巻あるので、しばらくは楽しめそうだ。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
一年浪人して駿台予備校に通っていたころ、
貸し本屋で白土三平の「忍者武芸帳」を借りて読んだ。
強く印象に残っているのが、影丸最後の言葉
「われらは遠くから来た そして遠くまで行くのだ・・・」
この言葉は気に入っていて、ひところ
ホームページのサブタイトル代わりに使用していた。
だが、これは白土のオリジナルではないということを
つい最近知ってしまった。
このテーマは、ネット上でも深く議論されていて、
ここではほぼ受け売りということでご勘弁を・・・
原典は、イタリア共産党の指導者パルミロ・トリアッティの
「われわれは遠くからきた そして、われわれは遠くまで行くのだ」
これを、「お楽しみはこれもなのじゃ 漫画の名セリフ」(角川書店版)
の脚注で、みなもと太郎が指摘しているのだという。
そしてその根拠として、羽仁五郎「明治維新史研究」(岩波書店)
のまえがきを挙げている。
さらに、さらに、吉本隆明「涙が涸れる」という詩の中に
下記のようなフレーズがあるという。
ぼくらはぼくらに または少女に
それを視せて とほくまで
ゆくんだと告げるのである
とほくまでゆくんだ ぼくらの好きな人々よ
この詩は「吉本隆明全著作集1 定本詩集」にも収録、って
おい、おい、この本俺持ってるじゃん・・・
みなさん、かなりトリアッティの影響を受けているのだが、
この一節が掲載されたトリアッティ自身の著作は見つかっていない。
この件については「漫棚通信」に詳しい。
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
第138回直木賞は、桜庭一樹「私の男」に決まった。
前回の「赤朽葉家の伝説」に続く、連続ノミネートでの受賞だ。
ただし、ノミネートの回数はあまり関係がない。
過去に3回以上ノミネートされて、受賞していない作家も少なくない。
例えば、阿久悠(3回)や北方謙三(3回)がそうだし、
北村薫(5回)、伊坂幸太郎(5回)なんかもそうだ。
今回も、黒川博行、馳星周の二人は、いずれも
5回目のノミネートだったが受賞に至らなかった。
まあ、時代背景や選考委員との相性なんかもあるんだろうな。
私の推す恩田陸も、過去に2回ノミネートされているんだけど・・・
ところで、桜庭の経歴を読んでいて、
「少女には向かない職業」という作品が気になった。
タイトルはP・D・ジェイムズ「女には向かない職業」のもじりだけど、
なかなか面白そうなので、早速購入した。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
僕たちは戦争中、何が起きていたのかを、ほとんど知らない。
ましてや、朝鮮半島で何が起きていたかを・・・
朝鮮半島は、1910年8月の日韓併合条約から、
1945年9月のポツダム宣言まで、35年間も日本の統治が続いた。
35年間というのは想像以上に長い。
その間、おそらくいろいろなことがあったに違いない。
「族譜」は1940年の創氏改名を、
「李朝残影」は1919年の提岩里事件を取り上げた秀作だ。
これらの小説は、いずれも反戦小説である。
静かではあるが、戦争反対の強烈な意思が感じられる。
同時に、当時の軍人や役人の悪辣さも・・・
それは昔も今もまったく変わっていない。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
いまの新書は軽いね。
一昔前は(って、三昔前か?)新書と言えば岩波新書だった。
それなりに重いテーマのものが多くて、
大げさに言えば、「さあ新書を読むぞ!」って覚悟が必要だった。
それに引き換え、いまの新書はひどいです。
ま、言ってみれば週刊誌のノリですね。見出しで買わせる・・・
特に朝日新書はひどいです。羊頭狗肉です。
前回の「酔眼のまち―ゴールデン街」もそうだったけど・・・
「日本人が知らない松坂メジャー革命」は、一口で言えば、
松坂登板ゲームのスコアブックを文章化したような本です。
というわけで、話はコロッと変わるけど、
昨日は神保町「しゃれこうべ」で誕生祝いをしていただいた。
音さん、さきちゃん、ありがとう・・・
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
もうずいぶん前から出版不況が言われてきた。
そうして、このたび草思社が民事再生法を申請した。
草思社という社名を初めて知ったのは、
1984年、吉永みち子の「気がつけば騎手の女房」を購入したとき。
2001年には、雑学倶楽部として
「声に出して読みたい日本語」に雑学出版賞を贈っている。
こうした良心的な出版社には、
一日も早く、元気に再生してほしいと願うばかりだ。
| 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)
5月ごろ購入して積ん読になっていた
文藝別冊「半村良」を読んだ。
こういう作家の特集本って結構買っちゃうほうだけど、
これまで「半村良」の特集が出なかったことが不思議なくらい。
未収録の小説や、エッセイが多数収録されているし、
清水義範と夢枕獏の語り下ろし対談が面白い。
ちょっと興ざめだったのは対談の中で、
「山藤章二」が「山藤幸二」になっていたこと。
活字時代ならいざしらず、
こういう似た文字ミスってどうよ。
いまはワープロ入力だから、変換ミスなら分かるけど。
もしかして編集者が「山藤章二」を知らなかったりして・・・
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
まだ実際に見たことはないが、
文庫本の自動販売機があると聞いた。
まあ以前から新聞の自販機はあったし、
その昔、ビニ本の自販機なんかもあったよね。ムフフ・・・
JR東日本管内でキオスクなどを経営する
JR東日本リテールネットという会社がある。
なにやら聞きなれない社名だが、それもそのはずで
今年の6月までは東日本キヨスク株式会社と名乗っていた。
同社のホームページをのぞいてみると、
自販機の種類も半端ではない。
ガム、名刺(ん?)、天然酵母パン、お菓子、傘、
新聞、スピード写真、パンの缶詰、文庫本と多彩だ。
このうち、文庫本の自販機は今春から
池袋、恵比寿、田端、中野、西日暮里の5駅に設置された。
なあんだ、西日暮里や田端は守備範囲ではないか。
早速、今度の休みに見学に行こう。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
蔵書の中でも一番気に入っている本が帰ってきた。
1968年初版の田村隆一「若い荒地」(荒地出版社)がそれだ。
荒地グループ誕生の状況を自伝的に記したもので、
当時の若者たちの熱気が伝わってくるようだ。
この本は一時絶版になっていたので、
おすすめ本としていろいろな人に貸し出した。
最近読み直そうとして探したが
どうしても見つからない。
落ち込んでいたら、「競馬場で会おう!」で紹介した先輩が
思い出して持参してくれたのだ。謝謝
勘ぐれば、もうそれほど会う機会もないだろう、と
思ったのかもしれない。
そう考えると、
うれしいようなさびしいような複雑な気持ちだ。
人生もたそがれてくると、
一冊の本のやり取りで、そんな風に考えてしまう。
ちなみに、この本は今年2月、講談社文芸文庫から復刊した。
だけど、文庫で1470円は高くね?
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
格別スティーヴン・キングが好きというわけではない。
たまたま題名に惹かれて手に取っただけだ。
本書には、ホラー、サスペンス、ファンタジーと、
幅広いジャンルにわたる作品が納められている。
表題作「第四解剖室」のほか、
「黒いスーツの男」
「愛するものはぜんぶさらいとられる」
「ジャック・ハミルトンの死」
「死の部屋にて」
「エルーリアの修道女」の全6篇。
なかでは、銃撃戦で撃たれ死にそうな仲間を連れて逃げ回る
ギャング3人組の話「ジャック・ハミルトンの死」が秀逸。
集中力が低下しているときには、
こういう短編集はおあつらえ向きだ。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
本書は映画カメラマン・たむらまさきの語りを、
映画監督で小説家でもある青山真治が聞き書きしたもの。
たむらは岩波映画から、小川プロの「三里塚」シリーズを経て
「修羅雪姫」「竜馬暗殺」「さらば愛しき大地」などを撮るにいたる。
「ゴールデン街ハローワーク」説を唱え、
この時代の映画製作の裏側を生々しく回顧する。
だから、話の縦糸はあくまで映画であり、
ゴールデン街は横糸に過ぎない。
その意味では「酔眼のまち―ゴールデン街」という書名には、
ちょっと首をかしげざるを得ない。
まあ、「ジュテ」のともちゃんや、「黄金時代」の佐々木さんなど
懐かしい名前も登場するので、特に許す。
「黄金時代」にはそれほど通ったわけじゃないけど、
アマゾンに行く前の佐々木さんとマージャンをした記憶がある。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
宗教人類学者の書いた本ということで、
ある程度期待して読んだが、結果はペケ。
占い、確率、宗教と、話にとりとめがなく、
最後は「すべてはなるようになる」ではなあ・・・
どうも話にとりとめがないと思っていたら、あとがきに
「朝日カルチャセンターの講義をまとめた」とある。
最近、やたら新書が増えたけれど、
軽いというか、内容が薄いものが多くなった気がする。
「すべてはなるようになる」というと一見肯定的だが、
裏を返せば「すべてはなるようにしかならない」ということか。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
新聞広告でちょっと気になる本を見つけた。
上野千鶴子「おひとりさまの老後」(法研)がそれだ。
そうか、そうか、上野千鶴子もこんな本を書くようになったか
という妙な感慨がある(買っちゃいないが・・・)。
3年ほど前に三田誠広が「団塊老人」(新潮新書)を出したときもそうだが、同世代にはあまり老人ものを書いてほしくないなという気持ちがある。
人はなぜそれほど老いを意識したがるのだろう。
私などはまだ歯も目も足腰も丈夫なせいか、
定年という外圧がなければ、それほど意識はしない。
かといって、ひところはやった
「青春とは人生の或る期間を言うのではなく 心の様相を言うのだ」
で始まる、サミュエル・ウルマンの「青春の詩」を持ち出そうという気もない。
いたって自然体で生きている、つもりだけれど・・・
| 固定リンク | コメント (3) | トラックバック (0)
学生のころは結構、詩を読んだ。
立原道造から入って、後半は「荒地」グループの詩が多かった。
このアンソロジーは、副題に「 鮎川信夫から飯島耕一」とあるように、
トップバッターは鮎川信夫の「繫船ホテルの朝の歌」。
この詩を読むたびに、
中・高時代からの友人であるY君を思い出す。
20代のころ、突然呼び出されて酒を飲んだ。
いま女と別れてきた。別れ際に
鮎川信夫詩集の「繫船ホテルの朝の歌」のページを破いて
相手に手渡してきたのだという。不良である。
彼はいま定年を機に一年限定で
ニューヨーク独り暮らしを敢行している。
いつまでたっても不良である。
この件ついては、「不良老年のNY独り暮らし 」を参照されたい。
ところで、この詩集の巻末には、
鮎川信夫急逝の直前に行われた著者3人の座談会が掲載されている。
大岡信が「最近の詩人は詩を作るばかりで、
他者の作品を評論する人がいない」と嘆いている。
鮎川信夫亡き後は、
本当に大岡信ぐらいしか見当たらないのは残念だ。
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
作家の西村寿行が23日、肝不全のため亡くなった。
「君よ憤怒の河を渉れ」など、
「ハードロマン」と呼ばれる大胆な暴力描写で人気を博した。
森村誠一、半村良らとともに「三村」と呼ばれるなど、
昭和40~50年代を代表する人気作家だった。
デビュー当時は、社会派ミステリー作家というイメージが強く、
公害の告発や医療業界の暗部を暴くような作品が多かったように思う。
「瀬戸内殺人海流」(1973年)、「安楽死」 (1974年)、
「屍海峡」 (1974年)、「蒼き海の伝説」 (1975年)など興味深く読んだ。
1974年ごろ、生島治郎から冒険小説を勧められ、
「君よ憤怒の河を渉れ」を書いてから、違う方向に行ってしまった。 合掌
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
映画には疎いほうなので、
この本を手にとって初めて知ったことがたくさんある。
この映画には「発光妖精とモスラ」という原作があったこと。
著者は中村真一郎、福永武彦、堀田善衛の3人であること。
主人公の新聞記者・福田善一郎の名前は、
3人の名前を組み合わせたものであること。等々
まだ、プロローグしか読んでいないので、
これ以上のことは書けない。おい、おい!
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)