ホモホモ7
いささか旧聞に属する話だが、みなもと太郎の長編まんが「風雲児たち」が、第8回手塚治虫文化賞「特別賞」を受賞した。みなもと太郎といえば、われわれの世代には1970年から71年にかけて「少年マガジン」に連載されたギャグまんが「ホモホモ7」の方がなじみ深い。
「ホモホモ7」といえば、かつて、いしかわじゅんが「計算しつくされたイイカゲンさ」と評した、かなりハチャメチャなナンセンス・ギャグまんがで、周囲でも結構人気があった。大塚英志などは「『おたく』の精神史 一九八〇年代論」(講談社現代新書)の中で、わざわざ「みなもと太郎」という一項目を設けて、「『ホモホモ7』というギャグまんがは、戦後まんが史ではほとんど黙殺されている」と憤慨している。
幸いなことに「ホモホモ7」は、復刊ドットコムのリクエスト投票で昨年復刊されたが、いかんせん高い(ブッキング刊 2730円)。どうしても読みたい人は「ギャグマンガ傑作選」(文春文庫ビジュアル版)で一話だけ読むことができる。コスト的には変わらないか・・・(健)(6/17)
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