« 続・読売不買運動のすすめ | トップページ | 続・野中広務 差別と権力 »

2004.07.26

創価学会

島田裕巳「創価学会」(新潮社)

先の参院選挙で自民党が負けた。小泉首相が「自民党をぶっ壊す」という公約を実践したからだろうか? そうではないだろう。一番の理由は、自民党が創価学会におんぶに抱っこの選挙を戦ったからだ。

本来、政党というものは、自党の政策を掲げて選挙を戦うべきものであって、たとえ連立をしていようと、選挙は独自に戦うというのが本来の姿であろう。「選挙区は自民党、全国区は公明党」などというやり方は邪道である。

一選挙区2万人の学会票があり、そのすべてが自民党候補者に来るとなれば確かに心強い。しかし、創価学会の良し悪しは別として、好き嫌いは確実にある。極端な言い方をすれば、本来の自民党支持票の中で、創価学会は嫌だという票が1万票まるごと民主党にいけば、創価学会の2万票は相殺されてしまう。政治家というのは、概ね頭が悪いから、こういう単純な計算ができないのだ。

本書によれば、日本の中には、いくつかの巨大組織が存在するという。生協(2,000万人)、連合(730万人)などがそれだ。しかし、これらの組織には実態がなく、実質的にアクティブな活動をしている巨大組織は、実は創価学会だけなのだと指摘している。

創価学会の世帯数は821万世帯、会員数は1,748万人。日本の総人口の7人に1人は創価学会の会員である可能性があるらしい。

こうした人々が本気で不買運動を実施すれば、新聞社は経営が成り立たなくなる。だから、メディアは創価学会のスキャンダルは報道できないのだという説もある。確かに、Yahoo BBの個人情報漏洩の主犯格が元・創価学会幹部だったことを報道したのは、一部夕刊紙だけだったことも事実である。(健)

創価学会 (新潮新書)

|

« 続・読売不買運動のすすめ | トップページ | 続・野中広務 差別と権力 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40197/1058677

この記事へのトラックバック一覧です: 創価学会:

« 続・読売不買運動のすすめ | トップページ | 続・野中広務 差別と権力 »