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2004.07.20

「曽我さん一家の帰国」報道に思う

久しぶりの三連休だというのに、相変わらずテレビがつまらない。しかも今回は、数少ないお気に入り番組のひとつであるニュース番組を「曽我さん一家の帰国」にジャックされてしまった。「それでは帰国までの動きをダイジェストで・・・」。もしもし、それって、もう5、6回見てるんですけど・・・。

曽我さん一家の帰国を報じるのはいい。しかし、曽我さんたちの一挙手一投足をここまで報じる必要があるのだろうか? 例えば、入院予定の病院前に待機していて、バスの中の曽我さん夫婦を撮影する。これって盗撮じゃないの? これでは、プライバシーも何もあったものではない。ただでさえ、彼女たちはきつい状況を強いられているのだから、もう少しそっとしておいてあげればいいと思う。

もうひとつ。まだ拉致問題が未解決の横田さん夫妻や、有本さん夫妻のコメントが、この場面で必要だろうか。「帰国が実現して、よかったですね」。こんな、テレビ向きのよそゆきのコメントに、いったいどれだけの価値があるのだろうか。それ以前に、取材される側の気持ちをまったく無視した、傍若無人な報道姿勢に腹が立つ。

10数年間の無策で、大相撲やプロ野球がダメになってしまったように、テレビも近々崩壊すると思う。いや、すでに崩壊しているのに、当事者たちが気が付いていないだけだ。小林信彦「テレビの黄金時代」(文芸春秋)を読んでいて、つくづくそう思った。(健)

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