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2004.10.12

総合雑誌「前夜」発刊に思う

日曜の朝日新聞で「総合雑誌『前夜』を発刊」という小さな記事を見つけた。老舗雑誌が廃刊に追い込まれ、新しい雑誌が創刊される。それが時の流れというものなのだろう。

記事は、以下のような短いものだ。
【哲学者の高橋哲哉さんや作家の徐京植さんらが、「反戦・反差別」を掲げた総合雑誌「前夜」を発刊、9日、東京都内で開かれた創刊記念集会で「戦争前夜と言われる時代の文化的抵抗の拠点にしよう」と訴えた】

ここ数年、「いまはすでに戦後ではなく戦前である」と主張してきたものとしては、共感を覚えないわけではない。しかし、今なぜ雑誌なのか? しかも季刊で一冊1500円。果たして、どれだけの広がりをみせるだろう。

以前にも書いたけれど、衣食の商品と比べて、本はあまりにも高すぎないか。昼食代が300円前後の時代に、平均的な文庫本が500円〜600円。ましてや1500円ともなれば、一週間分の昼食代だ。年収300万円時代に、どれだけの人が小遣いを書籍代に回せるだろう。若者だけでなく中高年だって本が読めなく(買えなく?)なってきている。

もちろん「文化的抵抗の拠点」づくりも大切だが、それ以前に文化的な環境づくりの方が先決のような気がする。(健)

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