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2004.10.25

くの一死にに行く

山田風太郎「くの一死にに行く」ちくま文庫(山田風太郎忍法帖短編全集4)

山田風太郎を久しぶりに読んだ。
山田の忍法帖が一世を風靡したのは、中学生の頃であった。ちょっとませた同級生たちは、エロ本代わりに読んでいたように思う。

私が忍法帖シリーズを読み始めたのは、それから10年ぐらい後になる。思ったよりエッチっぽくなく、物語の面白さに惹かれて立て続けに読んだ。

山田の忍法は、一見、ハチャメチャに見えても、東京医科大出身だけに、それなりに説得力があり、あまり違和感はない。それよりも、歴史上の実在の人物を織り込んだ物語が抜群に面白い。

このシリーズにも、徳川家康や秀康、松平信綱、田沼意次、大岡越前、服部半蔵、平賀源内など、実在の人物が多数登場し、怪しげな事件に巻き込まれていく。歴史なんて、どうせ勝ち組によるフィクションなわけだから、同じフィクションならこちらの方が数段面白い。ただ、忍者の掟に縛られて、くの一たちがいとも簡単に命を落としていくのが、ちょっと切ない。

忍者といえば伊賀、甲賀だが、折りしも市町村合併の中で、10月1日には甲賀市が誕生し、11月1日には伊賀市が誕生する。(健)

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