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2004.11.29

もじら組

ブラウザといえばInternet Explorer(IE)しか知らない人が増えているが、もともと、インターネット草創期のブラウザはNetscapeが主流だった。当時、ブラウザは有料ソフトであったが、Windows95が発売されると同時にIEが無料提供(一体販売?)されるようになり、Netscapeは一気に抜き去られた。

その後、OperaやSafariなど、いくつかのブラウザが登場したけれど、思うように伸びていない。ところが、ここにきてFirefox 1.0が発表されて話題を呼んでいる。

オランダOneStat.comの最新調査結果によると、Mozillaプロジェクトによって開発されたWebブラウザのシェアが7.35%に達したことが明らかになった。これは、最近発表されたニューブラウザFirefox 1.0の影響が大きいという。

Firefox 1.0単独のシェアは4.58%というから、先行しているOpera、Safariのシェアが、それぞれ1.33%、0.91%と低迷しているのと比べると、Mozilla系ブラウザの健闘ぶりがよく分かる。

確かに、IEは相変わらず強い。IE6.0は80.95%のシェアを占めているし、他のバージョンも含めたシェアは88.90%となっている。だが、5月調査時点に比べて5ポイント減少していることからも分かるように、徐々にIE離れが進行しているのではないか。

Firefox 1.0は、結構使い勝手が良いので、ぜひお試し願いたい。IEに慣れているせいか、印刷の見栄えがちょっと気になるが、今後、どんどん改良されていくのではないか。Mozilla系ブラウザについては「もじら組」に詳しい。

ちなみに、ニューブラウザのネーミングは当初Firebirdになると言われていたが、他団体の商標とのからみもあってか、いつのまにかFirefoxに差し替えられた。(健)

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2004.11.15

新聞の秘密

いつ頃だったか忘れたけれど、読売新聞が「瓦版はその昔、読売と呼ばれていました」みたいなニュアンスのテレビCMをやっていたけれど、馬鹿だよね〜。

瓦版なんて、嘘かまことか分からぬうわさ話を面白おかしく読み聞かせて売りつけていたわけで、「わが読売新聞もそれと同じですよ〜」と公言しているのも同然なわけよ。こんなコマーシャルをよく認めたもんだよね、ナベツネ会長が。

ま、結局のところ、新聞なんてどこも同じなのかもしれない。

僕は、友人のブログに、契約が切れる来年3月に、新聞購読をやめると書いた。今の、戦争前夜の世の中に、新聞は何の役割も果たしていないからだ。太平洋戦争突入を黙認し、その後、大本営発表を垂れ流した反省はどこにもない。

例えば、民主党・岡田代表の質問に対する小泉首相の「自衛隊が活動している地域は非戦闘地域だ」という答弁を、何の批判も論評もなく報じている。こんなもん、ジャーナリズムでも何でもない、ただの瓦版ではないか。

元々新聞社というのは広告屋なんだよね。バブルの前は、新聞は朝刊でも24ページぐらいが普通だった。バブルになって、広告を出したい企業が増えても、新聞の広告は全体の50%以下と決められているから、断るしかない。

断るのはもったいないというわけで、徐々に28、32、36ページと増えていって、今では40ページのことさえある。増ページ分の半分は記事で埋めなければならないが、ページ数の増加に合わせて都合よくニュースが増えるわけではないから、記事は当然水増しになる。

「この冬の変わり鍋」といった生活記事や、「村上春樹はなぜ読まれるのか」といった学芸記事などの企画もので穴埋めをするわけだ。広告部門はウハウハだけど、編集部門は仕事が増えて困ると文句を言っている。

一方、販売店は、ページ数が増えると重くて配達が大変だから、販売手数料を上げろと言ってくる。新聞社は、記事が充実してきたので購読料の値上げを、とその負担を消費者に押しつけてくる。

実は、こういう仕組みになっているのだ。

ところで、新聞の広告料金は、なぜあんなに高いのか。例えば、一ページの全面広告は1500万円ぐらいする。ここにも秘密がある。

公称800万部の発行部数があると、一世帯2.5人で計算して、2000万人が読んでいることにして、広告料をはじき出しているのだ。だけど、少子化だし、若者は新聞を読まないんじゃないの、などと広告主に突っ込まれるので、「○○新聞は大学の入試問題で一番採用されています」などと若者の購読者を増やそうと苦心しているのである。

以上、とりとめもなく書いてきたが、言いたいことは、新聞を惰性で購読するのはやめた方がいいということ。新聞って、紙を大量に使用するので、地球にも優しくないけんね。(健)


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2004.11.12

小泉純一郎「コバンザメの脳みそ」

小泉純一郎の親分の森前首相は「サメの脳みそ」と言われた。「サメの脳みそ」の後だから、ずいぶん得をしているが、仔細に検討をするまでもなく、小泉首相も森さんに輪をかけて無能である(むしろ「無脳」といった方が分かりやすいかもしれない)。

当時、経済学者は、1万8千円前後で推移していた株価は、森首相が退陣するだけで5千円は上がると予測していたが、小泉首相になったら逆に5千円下がって1万3千円前後になってしまった。つまり、期待値から一万円も株価を下げてしまったわけだ。ある意味では、森さんの方が良かった??

そして、今回の国会答弁である。
「イラクのどこが危険なのかなんて、私に分かるわけがないでしょう」発言の次は、「自衛隊が活動している地域は非戦闘地域だ」発言だ。これって、政治家である以前に、一般常識人として失格でしょう。それでも総理でいられるのだから、政界ってお気楽なところなのね。

森さんが「サメの脳みそ」なら、小泉さんは、ブッシュにべったり張り付いているから、さしずめ「コバンザメの脳みそ」といったところか。

そして靖国参拝である。
靖国神社に祭られているのは「鬼畜米英」に命をかけて戦死した若者たちである。そこに、米英べったりの小泉首相が参拝するのだから、これはもうマンガ以外のなにものでもない。「英霊」たちはきっとありがた迷惑、できれば参拝してほしくないと思っているにちがいない。

小泉さんは「お国のために死んでいった人たちをお参りして何処が悪い」と開き直っているけれど、自分がやっていることはといえば、民間人の人質や、自衛隊員の見殺し行為である。これはマンガだと言って笑っては済まされないでしょう。

こんな奴をいつまでトップに戴いているのだろう、この国は。(健)

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2004.11.10

一人歩きする「ザルカウィ幹部」

先日、ぼんやりとテレビを見ていたら「実のところ、ザルカウィ氏は生きているのか死んでいるのかさえも定かではない」といったニュアンスのコメントが聞こえてきた。ちょっとびっくりしたが、妙に納得してしまったことも確かだ。

調べてみると、ザルカウィ氏については、ある掲示板に「ザルカウィ氏 膨らむナゾ」として、こんな記述がある。
【最大の謎はまず、彼の生死だ。ファルージャでことし三月、抵抗勢力「神は偉大なり・イスラム戦士団」名でまかれたチラシには「ザルカウィ氏はイラク戦争中、(北部)スレイマニアでの米軍空爆の際、足が悪かったため逃げ遅れ、死亡した」と書かれていた】

また、内容は確認していないが、8月の時点(8月22・29日号)で「ヨミウリ・ウィークリー」は、「首切り処刑の頭目 ザルカウィは死んでいる!?」という特集を組んでいるらしい。

う~む、そうだったのか。実際、最近のテロ事件に対するニュースには違和感を覚えていた。なんでもかんでも「ザルカウィ幹部率いる武装勢力」に押し付けている感があるからだ。

東京新聞のサイトでは、バグダッド大のサルマン・ジョマイリ教授の「これまでに流れた数多くの声明のすべてが、実際に攻撃を実行したグループによるものとは限らない」というコメントを紹介している。同氏は、次の標的になりたくないイランなどの外国諜報機関が関与している可能性を示唆している。

もちろん米国も絡んでいるかもしれない。イラクでのテロ行為は、アルカイダなどの外国人勢力の仕業であって、イラク国内のレジスタンス勢力ではないとした方が好都合だからだ。ファルージャへの大攻勢も、外国人テロリストの一掃が大義名分になっている。

大義名分といえば「大量破壊兵器の存在」が思い出される。無いものを理由に戦争を始め、無いものを理由に大攻勢をかける。まあ、これが戦争というものなんだろう。

現に、直近の「asahi.com」は、以下のような記事を掲載している。
【イラクからビデオ会見したイラク多国籍軍のメッツ作戦司令官(米陸軍中将)は9日、ファルージャに潜伏するとみられていた武装集団「イラク・アルカイダ機構」のザルカウィ幹部について「すでに脱出したとみられる」と述べ、拘束に失敗したとの見方を示した。
メッツ司令官によると、ファルージャ市域を完全に封鎖したのは大規模作戦開始の前日からで、ザルカウィ幹部はそれ以前に逃亡した可能性があるという。このため、拘束作戦をイラク全土に広げて行うという】

なに! 「拘束作戦をイラク全土に広げる」だと!? おいおい、無いものを理由に、またまた全面戦争かよ。「ザルカウィ幹部」は本当に実在するのか? メディアは、大本営発表ばかり報道していないで、このあたりをもっと明確にしてほしい。(健)

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2004.11.09

ビンラディンのビデオ声明

米大統領選直前のオサマ・ビンラディンのビデオ声明は、果たしてブッシュ再選の背中を押したのか?

選挙前には、声明がどちらの陣営に有利かという議論が多少あったけれど、大接戦であったにもかかわらず、選挙後にはそうした声はあまり聞こえてこない。結論から言えば、ビンラディンの声明はブッシュの背中を押したと思う。

というより、ビンラディンはブッシュの背中を押すために、この時期に声明を発したのではないか。反体制組織には、組織を維持していくために敵役が必要である。そして、その敵が悪役であればあるほど好都合だ。その意味では、ブッシュはビンラディンにとってなくてはならない存在だからだ。

現に、本来なら全世界から袋叩きにあうはずのテロ行為も、ブッシュさえいれば多少なりとも黙認されるという現実がある。イラクに武装組織「イラク・アルカイダ機構」が誕生したように、いま、テロリスト集団は絶頂期にある。ブッシュ様様である。ケリーでは困るのだ。

逆にいえば、テロの連鎖を終わらせたければ、闇雲にテロ組織を叩くのではなく、むしろ敵役であるブッシュを退場させる方が近道だということになりはしないか。(健)

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2004.11.08

イラク人質事件

今回のケースは最悪の結果になったが、ある意味では予想通りの結果でもあった。今回は、だれもが助からないのではないか、と考えていたように思う。

少し気になるのは、事件当初、幸田さんに対する周囲の視線がやけに冷たかったことだ(現在でも、そうだが・・・)。「彼はまぬけな旅行者。ボランティアなどの目的意識をもっていた高遠さんたちとは違う」という声を多く聞いた。

そうした意見の持ち主たちは、高遠さんたちのときには、寛大な対応をしたのかどうか大いに疑問だ。

幸田さんは、1月からニュージーランドに渡っていて、英語ができなくて仕事がない、と話していたそうだから、新聞も読まずに、4月に起きた「高遠さんらの人質事件」を知らなかった可能性もある。

たとえ知っていたとしても、周囲からよってたかってたたかれるほど悪いことをしたようには思えない。むしろ、国民に頼まれもしないのにブッシュに尻尾を振ってイラクに自衛隊を派遣し、民間人を必要以上に危険な目にあわせている小泉首相こそが批判されるべきではないか。

政治家の汚職や、年金を食いものにしている官僚などに対しては、やけに寛大なくせに、危険な目にあったり、困難な立場にたたされている民間人や外国人には妙に冷たい国民性はどうにかならないものか。(健)

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