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2004.11.10

一人歩きする「ザルカウィ幹部」

先日、ぼんやりとテレビを見ていたら「実のところ、ザルカウィ氏は生きているのか死んでいるのかさえも定かではない」といったニュアンスのコメントが聞こえてきた。ちょっとびっくりしたが、妙に納得してしまったことも確かだ。

調べてみると、ザルカウィ氏については、ある掲示板に「ザルカウィ氏 膨らむナゾ」として、こんな記述がある。
【最大の謎はまず、彼の生死だ。ファルージャでことし三月、抵抗勢力「神は偉大なり・イスラム戦士団」名でまかれたチラシには「ザルカウィ氏はイラク戦争中、(北部)スレイマニアでの米軍空爆の際、足が悪かったため逃げ遅れ、死亡した」と書かれていた】

また、内容は確認していないが、8月の時点(8月22・29日号)で「ヨミウリ・ウィークリー」は、「首切り処刑の頭目 ザルカウィは死んでいる!?」という特集を組んでいるらしい。

う~む、そうだったのか。実際、最近のテロ事件に対するニュースには違和感を覚えていた。なんでもかんでも「ザルカウィ幹部率いる武装勢力」に押し付けている感があるからだ。

東京新聞のサイトでは、バグダッド大のサルマン・ジョマイリ教授の「これまでに流れた数多くの声明のすべてが、実際に攻撃を実行したグループによるものとは限らない」というコメントを紹介している。同氏は、次の標的になりたくないイランなどの外国諜報機関が関与している可能性を示唆している。

もちろん米国も絡んでいるかもしれない。イラクでのテロ行為は、アルカイダなどの外国人勢力の仕業であって、イラク国内のレジスタンス勢力ではないとした方が好都合だからだ。ファルージャへの大攻勢も、外国人テロリストの一掃が大義名分になっている。

大義名分といえば「大量破壊兵器の存在」が思い出される。無いものを理由に戦争を始め、無いものを理由に大攻勢をかける。まあ、これが戦争というものなんだろう。

現に、直近の「asahi.com」は、以下のような記事を掲載している。
【イラクからビデオ会見したイラク多国籍軍のメッツ作戦司令官(米陸軍中将)は9日、ファルージャに潜伏するとみられていた武装集団「イラク・アルカイダ機構」のザルカウィ幹部について「すでに脱出したとみられる」と述べ、拘束に失敗したとの見方を示した。
メッツ司令官によると、ファルージャ市域を完全に封鎖したのは大規模作戦開始の前日からで、ザルカウィ幹部はそれ以前に逃亡した可能性があるという。このため、拘束作戦をイラク全土に広げて行うという】

なに! 「拘束作戦をイラク全土に広げる」だと!? おいおい、無いものを理由に、またまた全面戦争かよ。「ザルカウィ幹部」は本当に実在するのか? メディアは、大本営発表ばかり報道していないで、このあたりをもっと明確にしてほしい。(健)

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コメント

はじめまして、blog::TIAOのMAOです。

この「ザルカウィ」って怪しすぎる。
過去の戦争でも幾多の「謀略」が仕組まれたように、これもアメリカかイスラエル諜報機関の謀略工作ではないのか。

じゃ殺された香田くんをやっとのは誰だ! ってことになる。なにか悪魔のようなシナリオを書いて、実行している奴がいるのじゃないか。

陰謀史観は平和な時には笑って読んでいればよいのですが、この時代は紙面の裏側まで読まないと騙され、共犯者にさせられてしまうのではないか。

最近、小泉ポチ公の顔つきが変わった。かなりファナティックな相貌が浮かび上がってきております。悪魔に魂を売ったからでしょうか。

投稿: MAO | 2004.11.10 15:13

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