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2005.09.28

グロテスクな教養

高田里恵子「グロテスクな教養」ちくま新書

題名に惹かれて
思わず購入してしまった。

帯には「知的マゾヒズム宣言」とある。
う〜ん、ますます分からん。

要するに、我が国の教養なるものは、
優等生たち(例えば東大生)が、
自分は単なる秀才、単なるガリ勉ではないことを
自分自身にも、他人にも示すための道具であった、ということになるらしい。

そうか、そういう見方もあったのか。
私などは、自分は単なる劣等生ではないということを示すためにあえて難解な本を読んだりしていたので、
こういう見方はちょっと新鮮だった。

正直な感想を述べてしまえば、
それなりに面白いが、それなりに退屈な本だ。

グロテスクな教養 (ちくま新書(539))


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2005.09.27

事実は小説より奇なり?

時に、現実が小説を超えてしまうことがある。
そんなとき、人は小説を読む気力を失ってしまうのかもしれない。

ここ3年、ほとんど小説を読んでいない。
最近、ようやくリハビリ的に何冊か小説を読み始めた。

きっかけとなったのは、書店で偶然手に取った
恩田陸「球形の季節」だ。

妙に波長が合ったのか、前にも書いたように
「図書室の海」「六番目の小夜子」「木曜組曲」と立て続けに読んだ。

知人が途中で投げ出したという
「麦の海に沈む果実」も完読した。

「不安な童話」をへて、
いまは「月の裏側」を読んでいる。

ありそうでなさそうな世界。あるいは、なさそうでありそうな世界。
そんな恩田ワールドが、リハビリにフィットしたのかもしれない。

球形の季節

不安な童話 (新潮文庫)

月の裏側 (幻冬舎文庫)

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2005.09.26

ウーロン亭ちゃ太郎は面白い

雑学倶楽部の9月例会は、
ウーロン亭ちゃ太郎の「オペラ落語」。

落語とは言うものの、ちゃ太郎は落語家ではない。
なぜなら、落語協会に加入していないからだ。

そんなことは、どうでもいい。
とにかく面白い。

今回の出し物は、
「カルメン」と「メリー・ウィドー」の二本立て。

しゃべりまくり、歌いまくって
30分足らずで4幕物を仕上げてしまう。

笑い転げながら、
オペラの歴史までお勉強。

まだ50歳だというのに
今年限りで引退するという、惜しい。

どうしても聞きたいという方は、
10,11,12月の三回、世田谷区の「松本記念音楽迎賓館」で落語会がある。
http://www.pioneer.co.jp/onkan/matsumoto/opera_rakugo3.html

木戸銭は2000円だから問い合わせてみるといい。
03-3709-5951

雑学倶楽部でも12月2日に、
もう一度、聞く。

友人の作曲家も、ぜひ聞きたいと話していた。

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2005.09.25

日本は変わった

選挙が終わったら、
書く気力が失せてしまった。

日本は変わった。今の日本は、
僕たちが生きてきた日本とは明らかに違うものだ。

与党が三分の二以上を獲得したから、
郵政が終われば「憲法改悪」が日程に上るだろう。

与党の暴走をチェックするはずの第一野党の民主党は、
折しも「憲法改悪」派を党首に選んだ。

もし憲法を争点に解散があっても
護憲派には選択肢がない。

死票覚悟で社民党に投票するしかないわけだ。
むなしい。

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2005.09.14

三連休は忙しい

週末は三連休。
ところで、9月19日は何の日だっけ?
えっ、敬老の日。沁みるな~。
あと数年で、記念品の手ぬぐいかなんか貰っちゃうんだろうな、きっと。

正直、三連休は忙しいです。
17日(土)ウーロン亭ちゃ太郎の「オペラ落語」
18日(日)小林五月の「ピアノリサイタル」
19日(祝)シンポジウム「越境するダンス」(新国立劇場)

それぞれ飲み会付きだから大変です。

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2005.09.13

12年後、まだ生きてるかな?

日本人は、いつから
こんなに改革好きな国民になったのだろう。

だけど、郵政民営化に「賛成、賛成」
と浮かれていた人たちのほとんどは、
全部で1400ページともいわれる今回の民営化法案を
一行たりとも読んでいないのではないか?

おそらく、法案が可決されると
翌日からすぐにでも民営化されると思っている。

実は違うんですね。

公社の完全民営化が実現するのは
12年後の2017年が正解。残念!

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2005.09.12

民主党の脆弱

結局、政権交代はなかった。
今回本当は、最大のチャンスだったのだけれど・・・

ただ、本当は2年後の参院選挙が勝負なんですね。
僕は、どうせならここでも自民党が単独過半数を取って欲しい。

そうすれば、公明党はいらなくなるでしょ。
だけど、ここまで公明党が自民党を支配していると
公明党は切れないとは思うけれど。。。

結局、民主党がだらしないということなんですね。
民主党は、岡田さん、小沢さん、鳩山さん、
みんな自民党の元田中派です。

あとは、社会党、社民連、さきがけの寄せ集めイメージが否めません。

政権交代には、
もう一度、政界再編がないと難しいのかな。

ただ、一番の心配は、公明党支配の拡大ですね。

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2005.09.11

キーワード解説

・政権交代
 今回の最大の争点。一度リセットしないと、当事者に本当の改革はできない。

・郵政民営化
 構造改革の一つ。本丸ではない。

・道路公団民営化
 公団幹部がそのまま社長に。郵政民営化もこの程度か?

・小さな政府
 官から民へ。自分のことは自分でやってね。福祉切り捨て。介護保険などもその一つ。

・年金改革
 若者の年金離れ目立つ。まず、議員年金の優遇をどうにかしろ!

・少子高齢化
 2012年には、4人に1人が65歳以上の社会に。想像するだけで恐ろしい。

・消費税率アップ
 2007年の参院選挙が終わったら現在の5%から12%に。

・サラリーマン増税
 所得税控除が現在の約3割から約1割に激減。

・憲法改正
 小泉さんの在任中はやらない? 後任の福田康夫か安倍晋三にやらせるのか?

・自衛隊のイラク駐留
 今年の12月が期限切れだが話題にもならない。サマワの600人はどうなる?

・靖国神社参拝
 中国や韓国との関係はグチャグチャに。

・拉致問題
 小泉さんだけでなく、安倍晋三、平沢勝栄なども知らんぷり。

・小泉牧場の羊
 小泉さんに逆らうものは粛正される。恐怖政治。ビクビク社会の到来。

・公明党支配
 公明党が自民党を支配。間接的に、公明党が日本国を支配する。


いや〜、まだまだいろいろあるけど、今回の争点は「郵政民営化」だけだからな〜。

それでいいのか、本当に?

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アナウンス効果に期待!?

情けないけれど、政権交代派としては
最後は「アナウンス効果」に期待するしかない。

選挙結果は、マスコミ予想とは逆になることが多い。

例えば、「民主、過半数の勢い」という記事が出れば、
自民党支持者が危機感を抱いて投票所に向かい
自民が勝つ。

逆に、「自民圧勝」とあれば、
「今回は棄権しても大丈夫」「あまり大勝させてはいけない」
といった意識が働いて、民主が勝つ。

大まかに言えば、そういうことだが、
今回は「郵政マジック」があるから、
あまり「アナウンス効果」には期待できないかもしれない。

だけど、「郵政民営化」もいいけれど、
自民が勝てば、我が国の「公明党支配」がますます強くなる
という現実も忘れないでね。


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2005.09.10

JR中央線が血の海に・・・

暮らしとは何か?
暮らしとは収支なんですね。

収入より支出が多ければ赤字になる。
当たり前のことです。

だけど、最近では、
こういう当たり前のことが分からない人が増えています。

最近のテレビCMは消費者金融(サラ金)ばかりです。
アイドルもそこから生まれます。

小野真弓、井上和香、安田美沙子ーーー
ちょっと、おかしいぞと思う人は誰もいません。

選挙の後には確実に、税金が上がります。
消費税は5%から12%になります。

一年間に300万円消費する人は、
これまで15万円ですんでいたのに、これからは36万円、
つまり年間21万円余計に払うことになります。

次に、所得税、住民税が上がります。
選挙前に政府税調の答申が出ていましたね。

これまで年間14万円天引きされていた人は、
これからは46万円天引きされます。差し引き32万円。

消費税と併せると、何もしないでも
年間53万円の出費が増えるわけです。

あなたには、
これだけの出費をカバーする収入の予定がありますか?

あるわけないですね。残された選択肢は
中央線に飛び込むだけです。

自民党が税制を争点にしないのは
選挙に負けてしまうからです。

郵政が民営化されると、
あなたの収入は増えますか?

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2005.09.09

ニューオーリンズの教訓

ニューオーリンズの惨事を広げたのは、
救助作業の遅れだった。

遅れたのは、住民の多くが
黒人や貧しい人たちだったからだという説がある。

弱者に冷たい社会。これがアメリカだ。
そして、小泉さんや竹中さんが目指す社会でもある。

日本も、選挙後は確実にこうなる。
だけど、それを選んでいるのはあなた自身だ。

そう、そこで
「郵政、民営化。郵政、民営化」とつぶやいているあなたですよ。

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2005.09.08

改革をなめるな!

改革が必要なことはだれもが感じている。

だけど、小泉さんの改革は、
森さんや青木さんたちの利権や既得権を温存したままの、
いい加減な改革だ。

しかも、郵政を民営化すれば、すべてが解決するような
大ボラを吹いている。

郵政を民営化すれば、
台風は来なくなるのか? 地震は起こらなくなるのか?

「改革をなめるな!」と、言っておきたい。

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2005.09.07

カトリーヌの復讐

ニュース番組から選挙が消えた。
ハリケーン「カトリーヌ」と台風14号に駆逐されたのだ。

何も起こらなければ
総選挙は、常にトップニュースだっただろう・・・

被害者には申し訳ないが、
自民党は広告費にして数十億円の損失だ。

自民党は公明党に譲りすぎた。

本来4日だった投票日を、
準備不足の公明党に遠慮して11日に繰り下げたのだ。

4日だったら大勝だっただろうに、
11日ではどうか?

床上浸水した住民や、作物被害を受けた農民が、
「やっぱり、郵政は民営化だわな」などとつぶやきながら
投票所に足を運ぶだろうか・・・

女性を侮った小泉さんは
カトリーヌたちに復讐されたのかもしれない。

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2005.09.06

色川武大vs阿佐田哲也

阿佐田哲也のブヨブヨした写真を見ていると、
どうしても「麻雀放浪記」のドサ健のイメージと結びつかない。

文芸別冊「色川武大vs阿佐田哲也」には
一枚だけ阿佐田哲也の若き頃の精悍な写真が掲載されている。

そうか、やっぱりドサ健は阿佐田哲也なんだ、と
妙に納得する。

この写真だけでもお買い得だ。

ほかにも、井上志摩夫時代の単行本未収録作品も読めるし、
村松友視と伊集院静の対談も面白い。

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2005.09.05

今日でおしまい。

選挙関連のテレビを見ていると頭がおかしくなる。

小泉教祖が「郵政を民営化すれば、何でもできるんです」と叫ぶと、信者たちが「ウォー」と呼応する。

この国はホントに先進国なのか。
おかしい。狂っている。

小泉さんと麻原さんは、
どこが違うのか? 分からん・・・

もう、選挙関係のブログを書く気力も失ってしまった。

今日が最後。
自棄だ!! 飲む!! さらばニッポン!!

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宗教の時代

すでに、皆さんもお気づきのように、
小泉さんのやっていることは
実は、政治ではなく「小泉教」という宗教なんですね。

もちろん、「小泉教」は改革とは何の関係もありません。

ご承知のように、「小泉教」を支えているのは
森派の大ボス・森前首相と、
参議院の大ボス・青木幹雄さんのお二人です。

この二人は、「密室政治」が得意で、
改革とは最も遠いタイプの政治家です。

彼らがスポンサーでいる限り、
小泉さんには、本当の改革なんてできるはずがありません。

小泉さんがやっているのは、口先だけの、
スポンサーに打撃を与えない、まやかしの“改革”です。

彼が本当の「改革者」なら、
この二人をとっくの昔に自民党から追放しているでしょう。

小泉さんが「改革者」なんかじゃないことは
本当はみんな分かっているんです。

だけど、「小泉教」の信者にとっては
そんなことはどうでもいいのです。

「郵政、改革、民営化。郵政、改革、民営化」と
念仏さえ唱えていれば、
いつか幸せになれると信じているからです。

正直、宗教は怖いです。
理屈が通らない分、相当怖いです。

残念ながら、今の日本の政治は
小泉教の自民党と、創価学会の公明党という
二つの宗教政党にジャックされています。

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2005.09.04

「家畜人ヤプー」社会の到来

皆さんにお聞きしたい。
小泉内閣になってから、なにかいいことがあった人はいますか?

おや、そちらで手を挙げている方がいますね。
なあんだ、竹中平蔵さんと、猪瀬直樹さんのお二人じゃないですか。

この二人は特別ですね。
ほかには?

え? 痛みに耐えているうちに、
だんだん痛みが快感になってきたって?
やだなあ、それってマゾじゃありませんか。

でも冗談抜きに、
マゾヒストが大量発生していることはたしかだ。

どんなに痛めつけられても
「小泉さん支持」がいまだに半数近くいるんですからね。

今回の選挙で小泉自民党が大勝すれば、
真のマゾ社会、「家畜人ヤプー」社会が誕生する。

だけど沼正三さんという人は先見の明がありますね。
今から30年以上も前にこの本を書いたんですから・・・

今だったら、書名はさしずめ
「小泉牧場の羊たちの沈黙」になっていたかも。。。。。

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2005.09.03

民主主義の残酷

民主主義って残酷だよな〜
自分たちで自分たちの未来を決めるわけだからね・・・

「小泉さんステキ〜」「ゆかりたん萌え〜」とか言いながら
自分たちの未来を決めていく。

郵政民営化法案に賛成しただけのつもりが、
憲法改正や徴兵制に白紙委任をしてしまう。

気がついたら、見知らぬ土地で、
見知らぬ人を殺したり、見知らぬ人に殺されたりしている。

今の人はきっと、
「○○ちゃん萌え〜」などと言いながら死んでいくんだろうな〜

そうして「英霊」などとおだてられて
靖国神社に祀られるのさ。

俺、投票なんか行かなかったぜ、なんて言っても関係ない。
民主主義だからね。

練炭自殺する人たちは
こういう未来に悲観して死んでいくんだろうなあ。

ま、「○○ちゃん萌え〜」の人たちより
頭がいいのかもしれないけど。。。

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リーダーシップの欠如

小泉さんは「改革を止めるな!」が口癖だ。
神崎さんは「そうはイカンザキ!」がお気に入りのセリフだ。

公明党の岐阜県支部は
郵政法案反対派の野田聖子を支持している。

小泉さんは、なぜ「改革を止めるな!」と言わないのだろう。
神崎さんは、なぜ「そうはイカンザキ!」と言わないのだろう。

ま、要するに二人とも
リーダーシップが欠如しているということなのだろう。

こんな連中に、本当の改革なんてできるのか?
官僚は、もっと手強いぞ・・・

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2005.09.02

「自公で過半数」はおかしくないか?

小泉さんは常々、
「自公で過半数をとれなければ退陣する」と宣言している。

これっておかしくないか?
戦う前から、「自民党単独では過半数をとる自信がない」
と言っているのと同じだ。

政権政党たるもの、選挙中は単独過半数を目指し、
結果として、やむを得ず連立を組む、というのが普通だ。

自民党は小泉総裁だけでなく、武部幹事長までも、
「比例は公明党もよろしく」などと言っている。

宗教政党に身も心も預けた政党に、
政権を任せるのは危険ではないか?

今回の選挙は、郵政というより
「自公連立」を支持するか、しないかの選択だ。

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2005.09.01

○×方式の危険

郵政民営化法案に賛成か反対かだけで
すべてを割り切るのは危険だ。

郵政民営化には賛成だが、
今回の法案には不備があるから反対、という人も少なくない。

「賛成=善」「反対=悪」という図式は、
いろいろな矛盾を覆い隠してしまう危険がある。

それが「小泉マジック」のマジックたる所以なのだろうが・・・

郵政民営化法案に賛成なだけで
憲法改正問題を白紙委任していいのか?

郵政は憲法よりも重要なのか?

投票日まであと10日もある。
もう少し冷静になったほうがいい。

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