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2006.09.06

魚住昭の取材ノートから

「渡邉恒雄 メディアと権力」や「野中広務 差別と権力」などで知られる魚住昭が、「魚住取材ノート」で興味深いことを書いている。

最近、雑誌『マスコミ市民』のインタビューに対して、

「まずメディアとは何かという定義をはっきりさせておく必要があると思います。大ざっぱに言うと、メディアとは官庁から情報を仕入れて、売る企業体です。私 の実感では新聞記事の7割くらいは官庁発の情報。その情報を伝えることが、新聞やテレビ局といった大手メディアの本質的役割なのです。メディアにとって、官庁は本来ならすごく経費がかかる商品の素材をただで供給してくれる、このうえなくありがたい仕入れ先なわけです。したがって、当局発の情報を無批判にメディアが受け入れているというよりも、そうすることがメディア本来の役割であり機能であると言った方がいいのではないでしょうか」

などと答えた、と述べた後、

「最近になって私の考えは変わった。従来の考え方の前提となっていた、国家権力VS.メディア・民衆という対立構図そのものが無効なのではないかと思い始めたのである」と書いている。

同感である。
例えば、小泉や安倍の高い支持率は、
メディアが無批判に作り出した虚像のおかげなのだ。

その魚住昭が、今度は月刊誌『世界』で、
かつて「参院の天皇」と呼ばれた村上正邦についての連載を始める。

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