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2006.11.29

校長はなぜ死んだか

例えば、こんな想像をしてみる。

住宅ローンの完済はまだ先のことだし、
来年は息子の受験もある。
お金はいくらあっても足りないぐらいだ。

どんなに父兄にたたかれても
教育委員会に逆らったら
教職にはとどまれないだろう。

いったん辞職をしたら
教職には戻れないだろうし、
慣れない仕事探しをしなければならない。

大都市ならともかく、地方都市で
権力に逆らった人間を採用してくれる会社があるだろうか。

自分が失業したら、
家族は路頭に迷うことになる。

そんなとき、人はどんな行動がとれるだろう。
「長いものに巻かれる」。私ならそうする。

教育委員会に反旗をひるがえせば
世間から喝采は浴びるだろうが、
世間はその後の生活を保障してくれるわけではないからだ。

しかも75日たてば、人々はすべてを忘れてくれる。
本当は、校長は死ななくてもよかったのだ。

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