« 大学の都心回帰 | トップページ | 半身浴の友 »

2008.02.28

遠くまで行くんだ・・・

一年浪人して駿台予備校に通っていたころ、
貸し本屋で白土三平の「忍者武芸帳」を借りて読んだ。

強く印象に残っているのが、影丸最後の言葉
「われらは遠くから来た そして遠くまで行くのだ・・・」

この言葉は気に入っていて、ひところ
ホームページのサブタイトル代わりに使用していた。

だが、これは白土のオリジナルではないということを
つい最近知ってしまった。

このテーマは、ネット上でも深く議論されていて、
ここではほぼ受け売りということでご勘弁を・・・

原典は、イタリア共産党の指導者パルミロ・トリアッティの
「われわれは遠くからきた そして、われわれは遠くまで行くのだ」

これを、「お楽しみはこれもなのじゃ 漫画の名セリフ」(角川書店版)
の脚注で、みなもと太郎が指摘しているのだという。

そしてその根拠として、羽仁五郎「明治維新史研究」(岩波書店)
のまえがきを挙げている。

さらに、さらに、吉本隆明「涙が涸れる」という詩の中に
下記のようなフレーズがあるという。

ぼくらはぼくらに または少女に
それを視せて とほくまで
ゆくんだと告げるのである
とほくまでゆくんだ ぼくらの好きな人々よ

この詩は「吉本隆明全著作集1 定本詩集」にも収録、って
おい、おい、この本俺持ってるじゃん・・・

みなさん、かなりトリアッティの影響を受けているのだが、
この一節が掲載されたトリアッティ自身の著作は見つかっていない。

この件については「漫棚通信」に詳しい。

|

« 大学の都心回帰 | トップページ | 半身浴の友 »

コメント

イタリアのWikiiに国会演説とでています

投稿: torigoe sixyunniti | 2011.09.12 12:27

確かに、日本は島国ですからね。

だけど、「遠く」って、どこまでだか
わからないから面白いんじゃないかな。

投稿: 健 | 2008.02.29 14:08

 「遠くまで」ってどこまで?
西洋の遠くと日本の遠くは違うと思う。

投稿: ima ikko | 2008.02.29 08:59

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40197/40300329

この記事へのトラックバック一覧です: 遠くまで行くんだ・・・:

« 大学の都心回帰 | トップページ | 半身浴の友 »