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2008.08.05

梨木香歩の世界

梨木香歩の作品を3冊続けて読んだ。
西の魔女が死んだ、村田エフェンディ滞土録、からくりからくさ。

著者は「村田エフェンディ滞土録」で、西洋的な社会について、
シモーヌという女性に下記のように語らせている。

「分かるとこだけきちんとお片付けしましょう、
あとの厖大な闇はないことにしましょう」という世界、と。

著者は、「あとの厖大な闇」に迫ろうとしているように見える。
例えば、死、魂、信仰、民族、家系、等々。

どの作品も、外国人を含む
数人の擬似家族が舞台になっている。

本来なら非日常的な空間になるはずだが、
その設定を作り出す課程がスムーズで違和感がない。

ただし「厖大な闇」を扱うために、
非科学的なシーンも頻繁に登場する。

そうしたシーンを許容できるかどうかで、
彼女の評価は分かれてくるのだろう。

私はと言えば、
「からくりからくさ」に結構はまった。

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