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2010.01.04

佐々木譲「夜を急ぐ者よ」ポプラ文庫

以前「夜にその名を呼べば」を紹介したとき
「雄」君から「夜を急ぐ者よ」もいいよと・・・

早速探したけど、文庫化されたのが1990年だから
さすがに見当たらなかった。

年末に近所の書店をのぞいたら、なんと
ポプラ社から文庫で復刻されているではないか。

団塊小説というジャンルがあるとすれば、
この作品はまさにそのものですね。

佐々木は1950年生まれで、作品では
1976年に26歳の青年を主人公にしている。

まさに同時代を描いているわけで、
随所に70年代を象徴する作品等が紹介される。

主人公の男と女の出会いの場所は
なんと新宿・紀伊国屋ホール。

固有名詞こそ出てこないが、上演されているのは
つかこうへい「熱海殺人事件」なのだ。

吉本隆明の詩も2カ所で引用されるなど、
団塊世代にはたまらない設定になっている。

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