季語を知らねば
鎌倉の吟行に参加してみて、
季語を知らんと話にならんなと痛感した。
秋と言えば「秋深し」しか思い浮かばないようでは
吟行に参加する資格はないのかも・・・
吟行では長谷川櫂さんのお弟子さんたちが
いろいろ教えてくれたので助かった。
折にふれて、蝶を見れば「秋の蝶」
草花を見れば「草の花」、枯葉を見れば「朴落葉」など。
ま、日常ではあまり使わない言葉だよね。
素人は五七まではできても季語で悩んでしまう。
そんでもって、早速活用させていただいたのが
下の二句。なんとか様になったのは季語のおかげか。
草の花見え隠れする石仏
秋の蝶アザミの蜜に群れにけり
17日(金)は、行きつけの店の句会。
吟行と違い兼題がある。今回の兼題は「炎」。
平林寺炎のごとき紅葉(もみじ)かな
寒風や炎天の日々懐かしく
の二句と、自由句で
清めても清めてもなお枯葉散る
吟行や句会のたびに季語辞典を持ち歩くのも嫌なので、
自分なりのメモをつくろうと図書館で季語辞典を借りた。
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コメント
私はリズム重視派なので、
字余りがちょっと気になります。
最近、図書館で「月別季寄せ」という本を借りて
勉強中。わりと使い勝手が良かったので
アマゾンで調べたら扱っていなかった。
今度、本屋で見つけたら買おう。
投稿: 健 | 2010.12.22 22:45
平林寺に行った時の句、私も作った。
あなたと違って私は角川の俳句歳時記を読んでいるからね。
紅葉かつ散る禅林のにぎわひかな
あの情景にぴったり、と思わない?
投稿: 青 | 2010.12.22 21:18
季語の定義って不明です。調べると、毎月すごい数の言葉が出てきて、さらに最後に「など」とかついているじゃないですか。要は季節感があればいいんでしょ、え? …と開き直っております。最近は。
投稿: oxox | 2010.12.19 20:54
季語はネットでカンニングしてましたが、
マシダさんの季語辞典見て買おう!と思いました。
投稿: ちか | 2010.12.19 19:38