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2011.08.02

情報操作は「やらせ」だけじゃない

A: 今回の事故は、原発事故の深刻度を示す「国際評価尺度(INES)」 で最も深刻な、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故に並ぶ「レベル7」に該当する。チェルノブイリと並んだとはいえ、4月現在で、福島第一原発から放出された放射性物質は、チェルノブイリの1割程度に過ぎない。

B: 今回の事故は、原発事故の深刻度を示す「国際評価尺度(INES)」 で最も深刻な、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故に並ぶ「レベル7」に該当する。チェルノブイリには及ばないものの、4月現在で、福島第一原発から放出された放射性物質は、広島原爆80発分に相当する。

チェルノブイリから出た放射性物質は、セシウム137換算で広島原爆の800発分に相当するので、その1割なら80発分という計算になる。要するに「チェルノブイリの1割程度=広島原爆80発分」ということだから、AとBは同じことを言っているのだ。

それにもかかわらず、AとBとでは印象は大きく異なる。
Aは「なんだ、それほどでもないじゃないか」という印象を与えるし、Bは「大変な大惨事が起きたな」という印象を与える。

肉や魚や野菜を安心して食べられなくなりつつある今、どちらの表現が適切かは明らかだろう。

3.11以降、ほとんどの新聞・テレビはAのような表現で事故を矮小化している。東電マネーに汚染されているからだ。(朝日新聞系列は、途中から舵を切ったが)

そうして、時が立つにつれて、事故そのものの報道は少なくなり、「節電」にシフトしていく。原発の必要性を強調したいからだ。

このように「やらせ」だけでなく、情報操作は日常的に行われているのだ。

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コメント

日本人は、中国人や中国政府を非難、卑下できるような高尚な民族でないことを証明中! 

結局、別に守るものがあれば、人間なんてみんなそんなもの。だからこそ、「潔い」ことは希少で尊いものでしょう。

投稿: oxox | 2011.08.02 22:34

情報は受け取る側にも考える頭が必要ですよね。

投稿: ちか | 2011.08.02 20:28

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