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2012.02.08

ミミズとセシウム

「福島県川内村に生息するミミズから、1キロあたり約2万ベクレルの放射性セシウムが検出された」という記事を読んで慄然とした。

以前、「ミミズのいる地球」(中公新書)という本を読んだことがある。そこには、こんなエピソードが紹介されていた。

「1954年に、ミシガン州立大学でオランダ二レ病駆除のために殺虫剤のスプレーが始められ、そのときには少なくとも370羽いたコマドリは、3年後には1羽のひなの孵化、4年後にはヒナの孵化ゼロという状態になって構内から消えた。・・・殺虫剤の付着した分解途中の落ち葉を食べたミミズ11匹は、コマドリ1羽を殺すだけの毒を含んでおり、コマドリはそれを10分から20分でたいらげてしまい、たとえ死なないまでも不妊になったりする」

たかが、殺虫剤のスプレーでさえ、これだけの影響がある。しかも、ミミズを餌にしているのはコマドリだけではない。他の鳥や、モグラやイノシシなど多くの野生動物が餌にしている。

前出の記事には「食物連鎖で他の生物の体内に次々と蓄積していく現象が起きている可能性も懸念される」とある。そりゃ、当然、懸念されるよなあ。

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コメント

あ、生きてらっしゃいましたぁ?(笑)。

そういう連鎖が怖いっていうの、ノーマークでした。なるほど…

投稿: oxox | 2012.02.09 22:15

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