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2012.03.03

「棚田 その守り人」中島峰広

Tanada

中島峰広 著
古今書院(246p)2012.03.10
3,360円

高校時代の恩師、中島先生から最新の著書「棚田 その守り人」(古今書院)をいただいた。

先生は、棚田の権威で、NPO法人棚田ネットワークの代表を務めている。
「棚田ネットワークは、棚田の保全を標榜する都市住民の団体であり、各地の棚田を紹介するとともに保全活動に関する情報の収集と活動の支援を行なっている。このために全国の棚田を巡り、そこで見聞きした棚田地域の現状と棚田を守る人びとの暮らしを明らかにし、保全に結びつく活動を見出すことに力を注いだ」(同書「おわりに」より)

先生は、同じ目的で、すでに「百選の棚田を歩く」(古今書院)、「続・百選の棚田を歩く」(同)を出版しており、本書はその姉妹編ともいえる。題名からも分かるように、前二冊に比べ棚田の記述よりも、それを守る人々に重点を置いているのが大きな特徴だ。

「訪問した40カ所を振り返ってみると、小規模高齢者集落が多く、棚田の耕作放棄が続く厳しい現実がみられた」とあるように、棚田が直面している現実は想像以上に厳しいようだ。本書に描かれる「黙々と棚田を耕し続ける守り人」たちの姿に触発されて、棚田を保全する気運がさらに高まり、その活動を支援する動きが活発化することを期待したい。

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