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2008年11月 4日 (火)

「悶絶!! マル怪ブックフェア」 好奇心ブック

Monzetsu 好奇心ブック
双葉社(190p)1998.06.20
838円

悪趣味本の総ざらい
いささか手に取り難かった好奇心ブックシリーズだが、最近はアンソロジー本の態をとりながら本体の週刊大衆の好調の反映か腰が入ってきた。このムックも平積みされた一冊。
ト(とんでもない)本は、1995年に主として科学マガイ本の罵倒からはじまったが、このたぐいは地方出版筋には昔から定本モノ、ジャンルを形成してか らも、名指された科学者からの反論モノやそのまた反論など一時は百家争鳴、侃侃諤諤といった状況だったが、その後、一般アヤシ本にまでくくりが広がった。

こ のムックはその代表。数冊並べれば理解できようが、例えばそれらの本は、ベストセラーとなったご存じ「突破者シリーズ」、物議をかもした「完全失踪マニュ アル」、目の付けどころがさすがの「世紀末インターネット大全・鬼畜ネット」、文献価値高い「戦後死刑囚列伝」、なぜか群小雑誌には定番の「護身全書」、 今や続々と類書が追う「ナチュラル・ハイ」、いけない「ザ・殺人術」、ハイ薬本のブームの先駆け「悪い薬」、一ジャンルを担う「ボクが警官をやめた理 由」、係争ともなった「名器の科学」、昔からある「わたしは金星に行った!」・・・、これですべてが知れよう。

色付けが息切れ気味かナ
このムック用の独自取材が売り。電脳世界無法地帯の章では、手口を書いたらお縄と怖がる昔風ライターとアッケラカンとして書く新進ライターとの相違のお かしさ、鬼畜人間になろうの章では、その道の権威社データハウス社長から娯楽を提供する点は出版も漫才と一緒との哲学を引き出している。

その他、この領域でおなじみ佐川クンの寄稿も当たり前のごとく鎮座ましましている。辛口の批評が少ないのは残念だが、手引書としては、かなり選が偏っていることも含めて良くできている方で、いくらか読んでいる人にはニンマリとさせ、かつ先へ進ませる。(修)

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