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おもひでぎょうじ/沖縄密約ー『情報犯罪』と日米同盟/黄金旅風/『おたく』の精神史 一九八〇年代論/「面白半分」の作家たち/岡田桑三 映像の世紀/女ひとりがんと闘う

2008年12月26日 (金)

「おつまみ横丁」瀬尾幸子

Otumami 瀬尾幸子著
池田書店(192p)2008.10.22
1,050円

最初にお断りしておくと、小生、自宅でアルコールをたしなむ習慣を持ってない。だから、この本を本来の目的であるおつまみレシピとして買ったわけじゃあない。

カバーの見返しには、こんなキャッチがつけられている。

「横丁酒場で味わうような/素朴であきない、旨い定番おつまみを/185品取り揃えました。/しかも、少ない素材で/呑みながらでもつくれる/かんたんなおつまみを厳選。/今日の一杯、明日の一杯を楽しくする/ず~っと使いつづけてほしい酒の肴集」

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2008年11月14日 (金)

「おもひでぎょうじ」絵 百瀬義行 監修 柳原一成

Omoide 絵 百瀬義行 監修 柳原一成  
晋遊舎(96p) 2008.08.08
1,260円

一年間の日常行事を、百瀬義行(スタジオジブリ)の水彩画と柳原一成の文章で紹介。ゆったりとした大人の絵本になっている。絵からの印象は昭和三十年代の感じを受けるのだが、作者としては、もう少し下った時代を想定しているようだ。「むかしこどもだった、すべてのひとへ。どこかにしまったまま、忘れていた大切なもの 昭和四十年代。季節に抱かれた家族の情景」と本の帯にある。その中の一枚の絵、落ち葉降る中、紙芝居を見る子供達を描いた秋の風景を見るにつけても、東京下町育ちとしては、紙芝居屋が自転車で公園や路地に来ていたのは昭和三十年代だろうと思う。そんな時代感はともかくとして、絵柄はあくまで子供達が主役。周りに両親や祖父母・友達などが登場する。

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2008年11月12日 (水)

「沖縄密約ー『情報犯罪』と日米同盟」西山太吉

Okinawa 西山太吉著
岩波書店(213p)2007.05

735円

1972年の春、沖縄返還交渉における密約の暴露が横路議員によって行われた。情報源は当時の毎日新聞記者で あった本書筆者の西山太吉であり、その西山に極秘電文情報を流したのは外務省事務官だったので大きな波紋を呼んだ。しかし、その後、問題の本質たる沖縄返 還交渉プロセスの実態解明とは別の方向にメディアの報道は展開していった。

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2008年11月 6日 (木)

「黄金旅風」 飯嶋和一

Ougon 飯嶋和一著
小学館(488p)2004.04.01

1,995円

飯嶋和一の小説は、あらゆるレッテルからはみ出してしまう。歴史に材料を求めているからといって歴史小説ではな いし、時代小説でもない。純文学ではないし、かといってエンタテインメントでもない。あるいは、そのいずれでもある。飯嶋和一の小説、としか言いようのな い世界として存在している。

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「『おたく』の精神史 一九八〇年代論」 大塚英志

Otaku 大塚英志著
講談社現代新書(448p)2004.02.20

998円

大塚英志は、自分はオタクを「オタク」でなく「おたく」と書くと言っている。80年代から使われはじめ、いまではすっかり定着してしまったこの言葉は、ふつう「オタク」と書く。たとえば「パソコン」と書くように、外来のもので日本語表記しにくいものはカタカナで書くのが普通だから、「オタク」というカタカナ表記には、大多数の 日本人にとっては自分と関係ない、外部からやってきたものというニュアンスと、さらにはいくらかの揶揄の気分が混じっているのだろう。

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2008年11月 5日 (水)

「『面白半分』の作家たち」 佐藤嘉尚

Omoshiro 佐藤嘉尚著
集英社新書(221p)2003.08.28

630円

あの伝説の雑誌「面白半分」を立ち上げた佐藤嘉尚が編集者として担いだ作家たちの素顔を彼らとの会話とエピソードをで紹介している。吉行淳之介・野坂昭如・開高健・五木寛之・藤本義一・金子光晴・井上ひさし・遠藤周作・田辺聖子・筒井康隆・半村良・田村隆一といった歴代の編集者を見ると1970年代の息遣いがストレートに伝わってくるビビッドな作家達である。

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2008年11月 4日 (火)

「岡田桑三 映像の世紀」 川崎賢子・原田健一

Okada 川崎賢子・原田健一著
平凡社(508P) 2002.09.04

6,090円

この本のタイトルである岡田桑三(おかだ・そうぞう)という名前を聞いて、思い当たる人がいったい何人いるだろうか。知っているならば、よほど写真か映画か南方熊楠に興味のある人にちがいない。そんな一般には無名の、しかし奇怪な人生を送った男の評伝である。岡田桑三は、横浜で生糸を商う裕福な商家の息子。イギリス人の血が4分の1入ったエキゾチックな顔立ちだった。大正末、舞台美術を志してドイツに留学、当時の革新的な芸術運動に触れる。

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2008年11月 3日 (月)

「女ひとりがんと闘う」 アンリ菅野

Onna アンリ菅野著
青春出版社( 204p)1999.05
1,400円(税別)

4期のがんを6カ月でふっ飛ばした仰天パワフル闘病記、とカバー表紙に惹句が 印刷されて、いかにも青春出版らしいが、腰巻きの方はおとなしく、「今を生きることへの感動!」とあり、ジャズシンガー、アンリ菅野が初めて語る、がん克 服と自分探しの物語と続き、こちらの方が内容をよくなぞっている。

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